セカンドライフに向けて準備をはじめませんか

人生100年時代が近づいている

2016年頃から、「人生100年時代」という言葉を見かけるようになりました。
イギリスの経営学者リンダ・グラットン氏の著書「LIFE SHIFT」で紹介されています。
著書では2007年生まれの大半の日本人が、107歳まで生きると予想されています。
また平均寿命が年々伸びていることから、50歳未満の人は将来100歳以上生きる可能性があると言われています。
長くなる人生、セカンドライフは趣味に没頭して過ごすのもいいかもれしれません、また新しいことにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
安心してセカンドライフを迎えるために、今からどんな準備をしたらよいのでしょうか?

ライフステージが変わる(かもしれません)

マルチステージで仕事の仕方がかわる

人生100年時代になると、ライフステージも変わると予想されています。
今までは、学校教育を経てから約40年間は仕事に携わり、引退後にセカンドライフを過ごすと考えらえれていました。
しかし、平均寿命が100歳になるとセカンドライフの期間も長くなります。
また、現在の80歳の人よりも健康的であると考えられるため、80歳くらいまで働くことができるとも言われています。
これまでのように、一つの仕事を続けることもありますが、複数の仕事に携わる、組織に雇われずに独立する、学びなおして新しい仕事に就く、など年代によって変化しながら仕事をすると考えられています。

セカンドライフに向けて資産を築きます

セカンドライフを迎えるにあたって、「無形資産」が重要とされています。
無形資産とは、「生産性資産」「活力資産」「変身資産」の3つの資産のことです。

  • 生産性資産……主に仕事に役立つ知識やスキル
  • 活力資産……健康や、良好な家族・友人関係
  • 変身資産……変化に応じて自分を変えていく力

無形資産はよりよい人生を歩むための価値となります。
一方の有形資産も長い人生には必要なものですから、しっかりと準備していきます。
無形資産は人それぞれなので、どのように築いていくのかは個人の判断になります。
しかし、有形資産については選択肢がいろいろあるので、最適なものを選んでいくことになるでしょう。
有形資産は大きく分けて「流動資産」と「固定資産」の2種類があります。

流動資産

1年以内に現金化できる資産。預貯金や有価証券など

固定資産

持ち続けて運用する資産。不動産や(投資用)有価証券など

流動資産については、預貯金など聞きなれたものがあるので、運用方法については分かると思います。
一方の固定資産については馴染みのない言葉ですが、長期的に運用していく資産なので人生100年時代に合った資産運用の一つといえるでしょう。
【参考書籍】


LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略